

私が所属する無店舗支援部の仕事は、いわゆる配達を行う無店舗事業の後方支援。その中でも商品企画課の業務は、スタッフへの商品特徴の共有、例えば、支所スタッフを対象とした学習等を企画開催したり、各支所内でも学習ができるように、学習資料を作成したり、生産者・メーカーに依頼して講師の手配を行ったりしています。仕事は多岐に渡りますが、自分自身が支所にいたときの経験や新規事業の立ち上げに関わった人との繋がりを生かしながら業務に励んでいます。
配達を利用する組合員にとっては、地区担当がエフコープの窓口になります。地区担当はさまざまな商品やサービスに対する質問や意見に対して答える必要がありますが、そんな彼らを支える部署だから私自身もエフコープに精通しておかなくてはならないのは大変です。また、業務が幅広いので頭の切り替えには苦労しています。それでも、自分が手がけたカタログの商品がよく売れたとか、支所の方からお礼を言われたときはやりがいを感じますね。
若手の意見が取り入れられるところですね。役職や勤続年数などにこだわらず、意見には耳を傾けあう風土があると思います。自分でオリジナルのチラシをつくらせてもらった経験もあります。いいことは惜しみなく伝えあい、素直に真似しあい、みんなでより良くなっていこうという関係性は「協同組合」という組織だからこそ育まれたものかもしれません。また、業務上必要な資格を取る際は、先輩達がいろいろ教えてくださったりセミナーを紹介してくれたりします。費用をエフコープが援助してくれるのもアピールできる点かもしれません。
同じ課の大先輩が近々定年を迎えられるので、その仕事の引き継ぎに危機感をもって臨んでいます。業務の一つに工場点検があるのですが、当然、工場ごとに製造過程も体制も異なるなかで、その先輩は各工場に対して改善点を的確に伝えるだけでなく、納得していただけるものの言い方をされていて。マニュアルなどでは引き継げない感覚的な部分は、近くにいる間に学びたいと思います。業者の方と対等に会話するためにも、専門用語や制度もさらに勉強したいですね。